フルレンジを3つウーファとして使ったバスレフのキャビネットがある。これは長岡先生が「軽い低音」を狙って設計されたものである。ウーファは高価であるし重低音といっても「重い」低音で音離れが悪いというのがその理由である。当時のユニットはFE204とFT27Dを想定してあるが今のユニットでそろえるならFE206EとFT28Dになるだろう。
▲F-74
ルックスはなかなかの迫力。FE206Eは限定品ではないとはいえ1本9,000円前後はする。6本買えばそれだけで5万円を越えてしまうのである。かなりの決心が必要だ。
▲中のようす
口型の補強材が4つも使ってあり強度としてはかなりある。
▲ネットワーク
ツィータは逆相接続、3本のフルレンジは並列接続だが2本は3.5mH、1本は1.0mHでクロスオーバーがずらしてある。
▲板取はこんな感じ
21mm厚のサブロクが4枚必要だ。工作自体は簡単だがユニット代と板代などを合わせると10万円を越えてしまう。周波数特性はフラットで低音が比較的盛り上がっていて、一度は聴いてみたいと思わせるキャビネットである。
2009年2月21日土曜日
F-74というフルレンジをウーファに使ったバスレフ
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿