2011年5月9日月曜日

今日のニュース 11/05/09(月)

エアコンやめ扇風機、50%節電 政府、家庭用メニュー
http://www.asahi.com/business/update/0508/TKY201105080388.html

東日本の今夏の電力不足に対応するため、菅政権が家庭向けに節電対策メニューをつくった。家庭の削減目標は15%。メニューで示した11項目の節電効果の数字を組み合わせ、15%を超えれば目標達成だ。エアコンを扇風機に替えれば、使用電力を50%減らせる
一度贅沢に慣れた人たちがこれを受け入れられるか疑問だ。特にエアコン。エアコンを扇風機に、と簡単に言うが日本の夏の湿った蒸し暑さは扇風機ではなかなかしのげない。蒸し風呂のような部屋の中で、熱中症になって死んでいく人たちが続出しそうだ。

     ▲節電メニュー

汚泥の高濃度セシウム 福島市の下水処理施設からも
http://www.asahi.com/national/update/0508/TKY201105080250.html
福島県郡山市の下水処理施設の下水汚泥などから高濃度の放射性セシウムが検出された問題で、県は8日、福島市の施設の汚泥からも、より高濃度の放射性セシウムが検出されたと発表した。県内の19施設を調査した結果、18施設で検出。原発事故の影響が県内の広範囲に及んでいる可能性をうかがわせる
下水処理場がさしずめ放射能濃縮施設になっています。雨によって地表の放射性物質が下水に流れて最終的に下水処理場で濃縮されるのですよね。これは自然の中でも同じようなことが起きることを意味しています。雨により地表に降り注いだ放射性物質は、流されて溜池などに蓄積します。溜池の水を使う田や畑はさらに汚染されていきます。最終的には海に流せれて海洋汚染になります。この放射能汚染は、原発を覆うドームの建設が完了するまで、少なくともあと数ヵ月は続く見込みです。実質、福島には人が住めなくなるでしょう。なぜ、もっと早く原発を覆う施設の建設を進めないのでしょうか。政府や東電は何をやっているのでしょうか。ゴールデンウィークで休暇中?スッカラ管による大人災はまだまだ続きます。

冷却装置設置へ扉開放 福島1号機「環境に影響ない」
http://www.asahi.com/national/update/0508/TKY201105080168.html
東京電力は8日午後8時過ぎ、福島第一原発1号機の原子炉建屋内で作業をするため、タービン建屋との間をふさいでいる二重扉を開放した。この影響で、原子炉建屋内の放射性物質が空気とともに外部に放出された。東電は、放射性物質は微量なので環境への影響はほとんどないとしているが、放出前に福島県や周辺市町村に連絡した
市町村も連絡されてもなすすべはないよね。つーか、「環境への影響はない」って嘘をつけ。
保安院は今回放出される放射性物質の総量を5億ベクレルと試算した
影響あるじゃんか。問題は量の大小ではなくて、こういう放射能の流出が継続して起きていることですよね。周辺にはこれによって飛散した放射性物質が蓄積していくわけですよ。それが微量でも積もり積もって大きな放射線量になっていくんです。土地が汚染されていくんです。一刻も早く放出を止めないと福島は人が住めなくなってしまうぞ。

     ▲こうやって放射能は漏れ続けているのに、「環境への影響はない」なんて大嘘だ

首相、愛知知事・名古屋市長に協力要請 浜岡原発停止
http://www.asahi.com/politics/update/0508/NGY201105080029.html
大村知事が経済活動への影響について懸念を伝えたのに対し、首相は「支障をきたさないようにする」と強調したという
「支障をきたさない」ためにはどういう目論見があるというのでしょうか。場の勢いで発言する中身のない首相の発言は相変わらずですね。「トヨタに電力を融通するので市民のみなさんには節電をお願いする」とでも言うのでしょうか。
さらに、首相は「浜岡は特別だ」としてほかの原発に停止が波及することはないとの考えを強調。「防潮堤など対策を講じれば再開できる」と述べたという
何がどう特別なのかきちんと説明してほしいものだ。他の活断層の上に建っている原発は特別じゃないのか?
一方、河村市長は菅首相に対し、「(エネルギー問題は首相の)得意分野だから色々やってみればいい。ただ、電気料金だけは上げたらいかん」と要請したという
相変わらずポピュリズムなことを言ってる人です。つーか、首相はエネルギー問題が得意分野なの?それにしては原発事故もなおざりだし、計画停電だって東電に丸投げ状態だ。政府が打ち出した政策は節電の「家庭用メニュー」だけ。「僕は原発にはものすごく詳しいんだ」って言った人が放射能を垂れ流す原発に対してなんの有効な対策も打てていない現実。これが首相のすべてを物語っています。

東電への電力融通「関電にお願いしたい」 経産相
http://www.asahi.com/business/update/0508/TKY201105080142.html
海江田万里経済産業相は8日、東京電力福島第一原発事故による東電管内の夏の電力不足を補うため、関西電力から電力の支援を受けるとの考えを示した
関西電力が東電にどうやって供給するんだろう、中部電力経由だろうか。小ヤシマ作戦みたいなことになってきたな。
この日出演したテレビ番組で、「大阪から中部を経由して東京に送ってもらうことになると思う」と述べた
ということらしい。具体的には、
中部電と周波数が同じ関電がまず中部電に供給し、さらに中部電が東電に「玉突き」で電気を送って電力不足に対応する
そういうことか・・・。ちなみに電力会社の位置図は以下のとおり(出展:Wikipedia)。北陸電力には余力はないのだろうか。

     ▲北海道電力、東北電力、東京電力、北陸電力、中部電力、関西電力、中国電力、四国電力、九州電力、沖縄電力

東電、追加リストラ検討…役員報酬削減幅拡大も
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20110508-OYT1T00822.htm?from=main3
東京電力は8日、すでに表明している常務以上の役員報酬の半減などに追加したリストラを検討していることを明らかにした。役員報酬の削減幅の拡大や資産売却などが柱とみられ、東電は追加のリストラ策を9日にも福島第一原子力発電所事故の賠償策を巡る政府の関係閣僚会議に提出する方向だ

常務以上の役員報酬の半減とかぬるいよ。社員よりも役員のリストラからすべきだ。天下り役員もいるだろうし、リストラし退職金もゼロにしろ。東北にあれだけの迷惑をかけているというのに自分に対しては甘々だな。そういえば、あの炎上した東電社員はどうなったのだろう。氏名と自宅が晒されていたけど・・・。

荒れ模様の東電会見 混乱、糾弾、オープン化の限界も
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110508/crm11050823000015-n3.htm
八木秀次高崎経済大学教授の話「記者クラブに問題なしとはしない。東電の責任もある。ただ質問に『聞けばいいというものではない』と不愉快になることがしばしばだ。相手をつるし上げ、黙らせ、謝らせるのが会見の使命ではないのに、会見を見ていると、まるで市民の名のもと、相手に反論を許さない裁き『人民裁判』同然の光景に出くわす。参加機会が広がって一定のメリットはあったのだろうが、無原則な開放がよかったとは思わないし、検証が必要だ」
確かにこれはひどいですね。どうしてこうなった?記者会見の開放はいい流れだったがこれでは自分のクビを絞めているのも同じだ。質問者は猛省すべきだ。自由とは何をしてもいいということではないはずだ。

核処分場:モンゴルに計画…日米、昨秋から交渉
http://mainichi.jp/select/today/news/20110509k0000m040142000c.html
経済産業省が昨年秋から米エネルギー省と共同で、使用済み核燃料などの世界初の国際的な貯蔵・処分施設をモンゴルに建設する計画を極秘に進めていることがわかった。処分場を自国内に持たない日米にとって、原子炉と廃棄物処理とをセットに国際的な原子力発電所の売り込みを仕掛けるロシアやフランスに対抗するのが主な狙い。モンゴルは見返りとして日米からの原子力技術支援を受ける。だが、東日本大震災による東京電力福島第1原発事故で日本政府は原子力政策の抜本的な見直しを迫られており、「核のゴミ」を第三国に負わせる手法に批判が出そう
マジかよ、そんな卑劣なことを画策していたのか?経済産業省は恥を知れ、バカものが。
技術支援の見返りに核のゴミを他国に引き受けてもらう手法は、電源3法交付金による地域振興策をセットに福島などで原発の建設を進めたのと同じ発想と言える
東京の電力をまかなうために作った原発で福島の人たちは今大変な目にあっているのです。今度はモンゴルの人たちに押し付けようというのか。そんな非人道的なことをよくも真顔で検討できるな。この恥知らず。地獄へ落ちろ。

     ▲モンゴルの原発最有力候補地のバヤンタル村

太陽光発電住宅、被災地向けに早くお安く パナホーム
http://www.asahi.com/housing/news/OSK201105080120.html
パナホームは、東日本大震災の被災地向けに太陽光発電システムを標準搭載した割安な住宅を売り出した。仮設住宅への支援や新築需要に対応する。平屋と2階建てタイプがあり、平屋65平方メートルが税込み1420万円から。限定した30プランのなかから選ぶ企画商品のため、着工から引き渡しまで1カ月半の短期間でできるとしている
リーズナブルですね。でも長期間住むのにはどうなんでしょう。

     ▲パナホームの被災地向け割安住宅

もう所持金なくなる…被災者、義援金「早く」
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110509-OYT1T00116.htm?from=top
気分を紛らわせようと携帯ゲーム機を買い与え、出費は10万円を超えた(中略)名取市からは3月下旬に見舞金10万円が支給されたきり。(中略)「行政はもっと早く対応してほしい」と訴える
うーん・・・。これはどうなの?というのはさておき、義援金の多くが遅々として再配分されないままだと聞く。どうしてこれほど遅れているのだろう?
スーパーでのパートの仕事は被災から約10日後に復帰したが、その間の給与はなく、勤め先から計65万円の見舞金が出て、何とかしのげた
それにしても、震災から2ヵ月足らず、65万円をもう使いきってしまったのだろうか。どんな使い方をしているのか少し知りたいと思った。

3県地デジ延期 生活再建優先はやむを得ない(5月9日付・読売社説)
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20110508-OYT1T00788.htm?from=y10
東北地方は、もともと地デジ化が遅れており、3県のデジタル対応受信機の普及率は、昨年末時点で、全国平均の94・9%を1~4ポイント下回っていた
津波によってアナログテレビが流されたから逆に地デジ化は進むのではないだろうか。
今回の震災では、災害状況や生活情報を迅速に伝えるメディアとして、テレビの重要性が改めて認識された
それなのに「地デジ」では、B-CASカードによって電波にカギをかけてるんですぜ。B-CASカードがない人(実際にはテレビといっしょに購入するだろうけど)はスクランブルがかかって映像が見えないのだ。こんなバカな話があるだろうか。とっととB-CASを廃止しろ。
地デジ化すれば、地域の様々な情報を、きめ細かく伝えられるなど視聴者の利便性が増す
はっきり言おう。そんな謳い文句はまやかしだ。データ放送なんかめったに見ない。というか、私は地デジ対応テレビを買ってから数年たつがいまだかつてデータ放送など見たことがない。視聴者の利便性が増すことなどない。映像がきれいになるだけだ。他に期待してはいけない。膨大な国費をかけた挙句、それだけなのだ。しかもコピーガードがかかっているし、利便性は逆に悪くなる。

斎藤佑、軽度の筋挫傷か…選手登録抹消へ
http://www.yomiuri.co.jp/sports/npb/news/20110508-OYT1T00388.htm
斎藤によると、試合前の投球練習の最後の1球で違和感を覚え、試合でも取れなかったという。斎藤は「100%の力で投げられずに点を取られてもチームに迷惑をかけるだけなので、早い回で(降板した)という感じ。激痛とかではない」と語った
(ノД`)・・・早くも二軍落ち・・・。マスゴミの手のひら返しが始まる?

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