さて続き。今日はいくらなんでも音出しできるだろうと思って昨日からワクテカ状態だ。
▲床の傷防止材をこんな感じで貼り付けた。
こうすれば工作の精度によって生じたガタが吸収できるし、ウーファ部のキャビネットに傷がつくこともない。ここで部屋へ搬入。セパレート式なので軽い。余裕で一人で運べる。
▲コンデンサの取り付け
ステレオ誌の記事に書いてあった方法を試してみる。これはなかなかスマートだ。
▲ユニットへの配線
はんだで固定しないと気がすまないのである。
やった!完成だ!
▲後ろの配線はこんな感じ
はやる心を抑えながら、アンプへ接続。
やはり最初は「ワルツ・フォー・デビィ」から。おーっ、できたてのキャビネットからの音出しは通常悲惨なものなのだが、落胆する予感がみごとにくつがえされた瞬間であった。まだキャビネットには応力がたまりまくりんぐなのに低音がモリモリ出やがります。2つのウーファから力ずくで出してるような印象だ。もしこれが一年経過した枯れたキャビネットならどんな低音が出るのだろうか。エージングが楽しみだ。きらびやかに燦爛する高域、若干まだ青さが残る印象の中域、引き締まった低音、バックロードのモワッとした音像から比較するとすべてがカチッとした印象。D58ES改と比較するとスケール感は劣るものの個々の楽器の音が生き生きとしていて一つひとつが手に取るように聴こえ、低音は前に出る感じで引き締まっている。残念ながら音のつながり云々はまだわからない、というか、私の耳でわかるようになるのだろうか。良くも悪くもモニター調である。私の貧弱なオーディオ歴の中でこんな精緻な音を聴いたことがない。すばらしいスピーカーであることは疑いがない。とりあえず、これは最初の音だ。ユニットもキャビネットも新品なのである。エージングが進んでからまた感想を書くことにしたい。
▲イメージ写真
ザグッって正解だったなー、美しい。
▲D58ES改と並んでいるようす
▲イメージ写真
なかなか端整なたたずまいである。
これにてモアイ138ES-R製作記「完」。
2009年6月1日月曜日
モアイ138ES-R製作記(最終回)
登録:
コメントの投稿 (Atom)
2 件のコメント:
完成おめでとうございます。
うちは16cm用のキャビにそのまま入れているので真鍮リングが必要でした。
つい先日、T96Aexをオークションで売ってしまいました。この計画が分かっていればぜひ、お譲りしたかったです。残念。
c_m_uchida さん、お久しぶりです。コメントどうもです。
私も当初FW208Nで作る予定でしたが、FW168HRが出たのでそちらを使いました。というか、今考えてみるとFW208Nで作っていたらユニットの奥行きを全然考慮してしなかったので悲惨な結末になったと思います。
>T96Aexをオークションで売ってしまいました
それは残念でした。でも私の耳にはこれくらい(FT96H)が適当かもです。FE138ES-RとFW168HRのモアイ、なかなかいいですよ。
コメントを投稿