2009年4月18日土曜日

F-57ペリスコープのモデリング

  F-57 ペットネームが「ペリスコープ」というスタンド一体型、しかもスタンドのネック部分がダクトを兼ねているというおもしろい構造をしているスピーカーである。ペリスコープは「潜望鏡」の意で、長岡先生独特の寒、もとい、愉快なネーミングである。構造としてはちょっとダクトが長く外に出ているバスレフだ。ユニットはFT57DとFW108が指定してあるがFT57DもFW108もすでに生産終了なのでFT48DとFW108Nを代用することになる。ウーファーユニットのインピーダンスが4Ωから8Ωに変わっているのでネットワークは変更する必要があるだろう。

 さて、特筆すべきはその周波数特性だ。いくら魅力的でも周波数特性、特に、低域がさびしいものは作る気はおろかモデリングする気も起こらないものだ。ところが、このF-57はウーファーを使用しているからか、そのダクトが最適なのか低域までよくのびてフラットな特性である。コンパクトだしルックスもいいし初歩の工作としてはとてもいいのではないだろうか。きれいに作り上げて鏡面仕上げとかにするととてもカッコイイと思われるのだ。ダクトの最下部の100mmはデッドスペースで砂流鉛を詰める、とある。

     ▲F-57 ペリスコープ

     ▲リアビュー

     ▲内部のようす

     ▲板取はこんな感じ

     ▲一部寸法が抜けていた
図面集の中のバッフルのユニット中心位置が抜けていたが、どちらも80mmくらいの位置でいいと思われる。

     ▲ネットワーク
ウーファのインピーダンスが変わっているのでコイルは1.0mHあたりに変更する必要がある。

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