2010年12月31日金曜日

2010年の年頭予想を振り返ってみる

今年1月に書いた予想を振り返ってみます。

○グーグルのケータイOS「アンドロイド」がブレーク。ケータイというかスマートフォン用OSとしてもスタンダードに
これはもう完璧ですね。
○グーグルケータイ「Nexus One」が台風の目に。新しいスマートフォンのカタチを具現化
残念ながら、Nexus Oneは話題にはなりましたがまったく成功しませんでした。ハズレ。
○グーグルのクロームOSがリリースされ話題になるも、パソコンOSの主流にはなれず、ネットブック用OSとしてはそこそこにウケる
これも、来年にずれ込んでしまいました。
○アップルがタブレット型PCの発表に合わせて画期的な書籍の流通システムを発表。日本は独自の流通機構がアダになりその波に乗れず、一般ユーザーはほぞを噛むことに
これは、まずまずですよね。でも、今の状況のように雨後の筍みたいに規格乱立で電子書籍サービスが立ち上がるとは予想できませんでした。
○パソコン及びサーバーの外部記憶装置としてSSDが定番に
定番になったかどうかは少し心もとないが完全に市民権を得たのは事実。今後、確実にHDDからSSDへの移行が本格化しそうです。
○著作権まわりでは、ブルーレイレコーダーの補償金問題が喫緊の課題なのだが、肝心の文化庁が投げ出した感が強くグダグダのまま推移。裁判所の裁定により、DRMも補償金も両方が残るというユーザーからすれば最悪の結果に。著作者はもとより文化庁とその天下り利権団体がほくそ笑む。結局日本は外圧でしか変われない哀れな民族であるという姿を露呈して、デジタルテレビをめぐる文化は暗く長いトンネルの時代へと突入
予想どおりDRMも補償金も残ることになるという判決が出ました。ただ、形的には東芝が勝訴していますが、なおさら混沌としてきました。
○B-CASは昨年廃止かとも思われたが、先の見えないテレビ局関係者などの強硬な反対によって存続することが決定、容量がかさばる問題はミニカードの発行で対処(2009年のできごと)。世界でも例を見ない地上波放送にDRMがかかったままというあきれた事態が未来永劫続くことになって、世界から失笑を買う。ところが、B-CASの存在意義を無効化するフリーオなどの技術は進歩して、よりスマートなカタチで登場。マニアはアングラに潜ることになる
PT2がマニアの間でブームになってはいるんですけど、かつてのフリーオのような勢いはありません。文化庁の手には余る難題で解決不可能の様相です。
○日本では昨年からブレークしているTwitterの勢いがさらに加速。おもしろい利用方法が次々と考案され、いろんな著名人を巻き込み一大ブームに
ツイッターは、そこそこまだ続いていますが、それほど大きなムーブメントにはなっていませんね。ただ、大桃氏がツイッターで暴露するなど完全に市民権を得て、普通のネットサービスとして定着しています。ただし、米国などではその伸びが頭打ちだということです。
○大手SNSサイトは、ミニゲームやツィッターの模倣機能で延命を図るもついに力尽きる
残念ながら力尽きておりません。グリーなんかはおかしなゲームで付加価値を高めて延命しています。
○テレビは3D製品が発売されるも専用のメガネが疎ましがられて不発に
これは当たりでした。
○電気自動車やハイブリッド車への傾倒が進む。脱石油の動きはますます強まる。電動バイクなども加速
これもまずまず。
○クラウドはバズワードとして定着、リッチWEBアプリケーションとサーバー側で動くシステムがますます広まる。アマゾンがそのクラウド力をいかんなく発揮し集客。巨大コンシューマーサイトへと成長、日本の小売業を席巻
これもまさにそんな感じがします。アマゾン恐るべし。政府はそろそろアマゾンに対して緊張感を持った方がいいと思います。日本の小売はアマゾンに根こそぎ持って行かれる悪寒。
○テレビ局や新聞からの広告の流出がいよいよ顕在化。特に新聞は経営危機に。テレビはますます制作費を落として、安物芸人のオンパレードに。グダグダの楽屋オチな内容でますます視聴者のテレビ離れに拍車。2011年の完全デジタル化を待たず地上波放送は崩壊の兆候が見え始める。特に地方局の破綻が著しく、経営統合するところも出始める
残念ながら広告が回復しテレビ局の経営は持ち直し始めているようです。地方局については以前厳しい見方でいいと思います。

政治については、
○赤字国債に頼る高速道路無料化が実施され、競合分野に倒産が広がる
そもそも高速道路の無料化は限定的にしか実施されていませんし、この先も見通しが立っていません。ハズレ。
○民主党の売国政治がいよいよ顕在化し国民は嫌気するも、自民党は自ら崩壊してしまって国民の不満の受け皿がない状態に。しかたがないので「みんなの党」あたりに票がいくも、結局参議院も民主党が過半数を取り、単独政権へ。ますます、小沢氏はヒットラー化し民主党は独裁政治へひた走り、軍靴の足音が聞こえ始める
いやー、これもいい意味でハズレでした。参院選は民主党が惨敗しねじれ国会へ。
○アジアでの土下座外交によっていろんな謝罪と賠償が発生。アメリカとは普天間基地の問題が結局解決できないままとなり、亀裂が走る
これも予言としては的中でいいんじゃね?
ということで、まぁ、概ねよろしいのではないかと。さて、2011年の予想は明日書きます。

オーディオ分野に関しては、カミさんの禁止令が出ていてもうこれ以上スピーカーは作れない状況が続いています。来年は、ほとぼりも少し冷めていると思うので何か作りたい。ダブルバスレフ・ダブルウーファへの期待は依然としてあるものの、こんな感じのヤツも一度作りたいのですよね。 D58ES-Rはもうほとんど聴かなくなったので、モアと同じ運命をたどることになりそう。板代だけでも5万円近くかかってるというのにもったいないことである。FE103En-Sを取り付けたスワンがなかなか良い味を出してくれていて、モアイ改とときどき切り替えて聴いている。なかなかいい、というか実にいい。もし、今からひとつ作るとすればFE103En-S+スーパースワンが一番コストパフォーマンスがいいと思う。

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