2009年12月31日木曜日

今年の予想を振り返ってみる

今年の年頭に予想したことがどうなったか検証してみたいと思います。

テレビ、新聞がいよいよそのメディアとしての役割が問われる 年になりそうです。
テレビ・新聞はいよいよヤバくなっていますがまだ破綻まではしていません。来年は、プチ課金の波が来て有料コンテンツが増えていきそう。
IT分野では、SSDがHDDに取って代わり、高速大容量のSSDがどんどん登場するでしょう。
SSD元年にはなりましたがまだまだ高いですね。来年はこの傾向がさらに加速し、サーバーのストレージもSSDにとって代わるのでは。
激変なんだけど未曾有の不景気なので浮揚感のない停滞感が漂う世相になるんでしょうか。政治も混迷の度合いが深まっていき、予測できないことが起きるんでしょうか。
予想できたこととはいえ、政権交代が現実のものとなりました。民主党政権は、案の定二重権力構造で実質は小沢氏の率いる独裁政権です。中国や韓国への傾倒がひどく、米国との同盟に亀裂が入りました。来年度予算は埋蔵金でまかなえるはずでしたがまったく足りず、44兆円の赤字国債を発行するらしいです。その前にバラ撒き政策はやめてほしいものです。日米安保の検証もないまま首相は、「Trust me」と言いながらやってることはまったく反対のことなので米国は不信感を強めています。日本はこのままでは、中国に併合されてしまってチベットになるのではと怖いです。
著作権の周 辺は今年もにっちもさっちもいかない状態が続くでしょうね、何かブレークスルーが起きてほしいものです。外圧でしか変われない日本人の悲しい性でありま す。政治的に進めようにも今の政府じゃ無理・・・。閉塞感が鬱積しています。
やっぱり何も起きませんでした、というか、文化庁の著作権課長が暴走して補償金をめぐる裁判が起きてしまいました。もはや、文化庁には事態収拾能力がないと言っても過言ではありません。
検索サーバーくらいは国内に置けるようにしましょうよ>文化庁。B-CASは 2011年のアナログ停波に向けて廃止の方向で動くんじゃないかな、というか廃止しなければ移行しないし。フリーオはますます巧妙になっていくでしょう。
やっと検索サーバーのキャッシュが著作権法改正によって合法になりました。ということですが、このくらいはフェアユースだという運用にすべきです。B-CASは廃止されると思いきや小型版が出てきました。地上波のDRMとわけのわからない会社は今後も続いていくようです。
ネッ トでは、大規模SNS(ミクシィなど)はもう限界なんじゃないか。本来のローカル(それぞれの興味に特化したコミュニティ)なSNSに移行していくと思い ます。
ミクシィとGREEが競り合う状況になり、釣りゲームなどのミニゲームで顧客を集めています。なかなか限界は見えません。
ニコニコはその思惑とは裏腹に伸び悩むのでは。騒げば騒ぐほど見る目は冷やかになるでしょう。pixivなどユニークなサイトも伸びるのだがメ ジャーにはなりきれないかも。昨年はわけがわからない内にブログ限界説が流布され、一部のネット評論家がうんたらかんたら言ってたんですけど、そんなこと 全然なかったですね。それどころか、ブログはネット空間で重要な位置づけになっていますし、今後も続くのではと思います。
ニコニコは夏野氏が黒字化すると息巻いていますがなかなか難しいようです。しかし、それなりに頑張っています。Twitterがこれだけ流行るとは予想できませんでした。
WEB1.0的ホームページ(サ イト)もオタク・趣味的なところでは断然強いのでそのまま残っていくでしょう。別に、WEB2.0じゃないとまずいわけでは全然ないですもんね。 WEB3.0とかいうわけのわからないバズワードを流行らせようとしている輩が若干見受けられますが無視されるでしょう。クラウドとかこの業界特有の意味ありげで実のところ何もないバズワードはもうおなかいっぱいです。
WEB3.0は消えていきました。クラウドはみんなわけがわからず使い続けています。WEB2.0的な感じで生き残っています。まさに今年は「クラウド」がキーワードのような年でした。
海外はというと、MSが恩着せがましくヤフーを取り込むかも。グーグルは相変わらずマイペースで様々なサービスを出してくるでしょう。ストリートビューは日本では変に根強い抵抗があって進まないかも。これはこれで新たな可能性は提示したのでよかったのでは。
ヤフーは買収こそありませんでしたがMSに事実上取り込まれました。ストリートビューは、一部のプライバシー厨による抵抗はまだあるもののもう一般化した感があります。サービス区域が拡大されつつあります。
世界同時不況で広告は減少するでしょうが、メディア変革によるテレビなどからの広告の流入があるのでさほど影響はないで しょう。グーグル傘下のYouTubeは今年も元気で、質的に大きく進歩するでしょう。
広告はテレビからネットに流入したのかよくわからないです。ただ、テレビも新聞も不況のせいもあって広告減少で大変な状況になっています。YouTubeはHD動画に対応しました。
問題はアップルですが、ジョブズの健康が気になります。彼にもしものことがあればアップルは大変なことになるでしょう。クロームの登場で顕著になったブラウザの性能競争が続きます。インテルはi7の成功でますます元気 に。AMDもがんばってほしいものです。
ジョブズの健康問題は依然深刻だと思われます。インテルは、i7、i5、i3という製品展開をしていて元気です。GPUを内蔵する計画もあるようです。GPUの内蔵といえば、AMDの方が先を行っていたはずですが・・・。なかなか製品が見えてきません。
パソコンOSでは予想どおりVistaが大コケしたのを受けてMSは早期にWindows 7を出す計画だが、所詮Vistaの焼き直しなので期待はずれ感大。そんな中、マックへ行くのかと思いきやアップルはジョブズがやばいので嫌気、 Linuxかと期待は高まるのだがやはり一般層にはまだハードルが高い。結局、今年もXPや2000が人気。で、世の中、ブラウザの中で完結するようにますますAjax系が進化していくので、結局OSなんて無料のLinuxでいいという雰囲気になっていくんだと思います。
Windows 7についてはVistaの焼き直し感はあるものの、軽快になってまずまずの人気でした。実際使用した感じはメモリがあるマシンではXPよりも軽快感があります。今年もLinuxへの流れはできませんでした。そんな中、グーグルがブラウザ内で完結するクロームOSを発表、来年には姿を見せるでしょう。
期待が高まってくるLinuxの世界なんですが、これがなかなか一筋縄ではいきません。カーネルはリーナスが管理しているのでそれなりにいいのですが、その周辺はいろんな人たちがいろんなレベルで作っているのでOS全体としての完成度はそれなりなんですね。しかも、GUIシェルがGNOMEとKDEの2大勢力に分割されていて、どちらも一長一短、甲乙つけがたいので困り物。しかもディストリビューションがたくさんあってどれを選択していいやら。今のところFedoraかUbuntuが現在もっとも輝いているディストリなんですが、SUSEはノベルに買収されてからというもの魅力が半減、TurboLinuxなんて和製の ものもあるんですけど・・・。このようにLinuxの世界は、混沌としているのでなかなか一般層がとっつきにくい面があります。一昨年ごろから Fedoraの人気に陰りが見えUbuntuが台頭してきているんですが、今年はブレークするんでしょうか。
Linuxの世界もパッとしませんね。相変わらず少しずつよくなってはいるんですけど、Windowsを捨ててLinuxへという流れはまったくできていません。Ubuntuについてもブレークはありませんでした。なんだかUbuntuへの期待もそれほど盛り上がりませんでした。
さて、オーディオ関係はとい うと、今年はFE138ES-Rのエンクロージャの制作をまた5月頃に計画しています。スワン系で固まっていましたが、モアイ新種系に心が傾いています。 ダブルウーファ・ダブルバスレフという未知の領域に踏み出そうかなとか思っています(ダメですかね、まぁ、見る前に飛べという長岡先生の言葉もある し・・・)。実は現在モアがとてもよく鳴っていてもう音的にはほぼ満足しているんですけどね。長岡先生の功績をリスペクトしてJavaでぐりぐりできる 3-D長岡スピーカーぺディアを作りたいなと思っているのですが実現できるかどうか。で、できれば年末に真空管アンプをグレードアップしたいです。長岡先生のことばに、「夢を持ち続けてきた。これからも持ち続けたいと思う。夢は必ず実現する。・・・ただし時間がかかる。」という名言があります。リスニングルームを持てるようになるまで夢を持ち続けたいです。
モアイ改を作りました。なかなかよいです。ダフルウーファ・ダブルバスレフは構想としてはあるものの新規製作は困難な状況。スピーカーペディアは一応作ったものの、3Dデータの変換とかが煩雑なので更新作業がままならず放置プレイ。アンプのアップグレードも財政状況の悪化で見送り。

という感じの一年でした。

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